日々の仕事をゆる~くこなす社員たち→ゆるキャラ村の村民たち。
その中で社歴のもっとも高い、わたくし村長。
私の中の出世欲に関してお話いたします。
結論から申し上げるに、まったくありません。
じゃあなぜ出世欲なんざの話をするかと言いますと、
「果たしてこのままで会社にいられるのか?」
という問題があるからです。
欲というより、危機感に近いお話です。
まずこのまま年齢を重ね、役職がなかった場合、会社にとって扱いにくい存在になります。
なぜなら、後輩でどんどん役職者が出てくると、配属先が限られてきます。
なかなか直属の部下が年上というのも、やりづらいことでしょう。
そうなると、大体のパターンが他部署への移動になります。
他部署の平均年齢は、我々営業部に比べて高いです。
これは今までも、営業部で成果の上がらなかった人たちが配置転換されてきた経緯があるためです。
しかし、この配置転換が功を奏するケースも中にはあります。
例えば会社の先輩である本橋さんの場合、非常にうまくいったケースだと村長は感じます。
本橋さんはかつて営業部におりました。非常に厳しい人で、必ず誰よりも早く出勤し、最後まで仕事をする人でした。
しかし営業戦闘能力は低い人でした。
ただし、時間というリソースを圧倒的に費やし、営業防御力は非常に高い方でした。
営業戦闘能力は低くとも、この方はゆるキャラ村ではなく、むしろしっかりシティの住人でした。
本橋さんの営業部時代は、村長がちょっと嫌いなくらい厳しかったです。
機嫌の悪い時なんかは、話しかけても無視をされました。
今思うと、先日書かせていただいた武田さん同様に、シティでの生活を少し間違えていたのかなと思います。
それに加え本橋さんの場合は、営業成績を上げなければいけないプレッシャーが、後輩いじめにつながっていたと感じます。
ところがある日本橋さんに異動の辞令がありました。
業務部へ移ることになったのです。
当初は営業部の中でも、業務部の人たちに対して哀れむ目が非常に多かったです。
「うまくやっていけるのだろうか…」
「細かいこと言われて、もともとの業務部の人たち嫌になっちゃわないかな…」
そんな声とは裏腹に、本橋さんはうまくフィットしていくこととなります。
本橋さんの担当は、主に仕入れを調整する仕事でした。
元来神経質な性格であった本橋さんは、非常に細かい部分まで確認をしてくれました。
おかげで商品の欠品が少なくなり、営業部としても大変助かる結果となりました。
また本橋さんの表情も営業部時代よりずっと明るくなりました。
以前は笑顔なんて見せたことなかったのに、異動してからはよく笑うようになっていました。
営業部時代は、数字を上げること、成果を上げること、が求められました。
既存顧客を守ること、は評価に値することではありませんでした。
いくら頑張っても成果として認められないことが、本橋さんにとってストレスとなっていたのかと思います。
しかし業務部に移ってからは、日々時間をかけて業務内容を改善していくことが評価につながりました。
ストレスもなくなりお礼を言われる。
まさしく本橋さんは好循環に突入し、やがて役職者へと昇進していくのでした。
このように橋本さんは配置転換がうまくいった、非常にうらやましい人です。
そして急に不安になるのが、やはり我が身のことです。
一方果たして私村長はうまく会社に残っていけるのだろうか…
決して橋本さんみたいには残っていけない…
そんな不安に駆られる今日この頃なのでした。
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